2011年11月21日月曜日

マネーボールを観た

観てきた。


個人的には楽しめた映画だった。

タイトルのマネーボール理論そのものに多く触れることはなく、実在する主人公ビリービーン(アスレチックスGM)の人生を描いたいわゆるヒューマンドラマ仕立て。

スカウトの経験と勘を信じる「守旧派」VS統計学に基づいたデータ重視の「革新派」という対立構図を見せながらも、どちらが正しいのか?という結論はない。
(*現実にビリービーン自身、マネーボール理論をもって未だMLBを制してはいない。また近年この理論の逆を行く戦術もしばしば採ったりしている)

弱小チームが、新しい理論を取り入れたGMのもと強豪チームへ変貌していくとストーリーが進行し、強くなるにはこのやり方こそが正しいのだという結論を導きがちになるところ、むしろ結局は人間がプレーする野球では、理論や統計を超越する展開がたびたび起こり、それこそがまさに野球の魅力なのだということが主題となっている。

これは、やはり野球好きが観る映画だね。

アメリカ人の「ベースボール」に対する思いが判る人には、よりそうした心情を随所に深読み出来るシーンが出てくる。

野球もブラピにも興味のない人には、よくある「アメリカ製人情物語」というレベル。時間があればレンタルでどうぞ。という感じかな。






日本でも「清武英利物語」なんてのが出来たら観に行ってみるよ(笑)

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