YouTubeでこんな動画見つけました。
CD化される以前のLPレコードの時代には、ジャケットの30センチ角にアートが存在してましたね。そして今はCDに代わり、楽曲をネットからダウンロード出来る時代。ジャケットデザインは廃れていく運命なのかな?
中高生の頃、自分で正方形のグリッドを描き、好きなミュージシャンのアルバムデザインを考え描いてたりしませんでしたか?そこの40代の貴方!(笑)
確か、高校の美術の時間にそんな授業もありました。
そこで、自分的アルバムカバーBEST30を選んでみることに。
しかし30枚は多すぎてかえって絞りにくい。BEST10を考えたが今度はそれじゃ選びきれない(笑)結局BEST15を選びました。
上の動画の1位は誰もが納得するところですね。それと同時にプログレ系、サイケ系から選ばれているものが多いのもうなずけます。
僕の場合、このジャンルはあまり得意ではないので、ちょっと趣の違ったものになりました。
好きなジャンル、ジャケに対する思い入れを中心に選んだので、
「え?こんなのが??」
ってのもあると思いますが、ご容赦くださいませ!
では15位から…
あ、ちなみに15位から7〜8位くらいまでは、ほとんど差はなくあくまで便宜上順位をつけたという程度に考えてください。
15位 Middle Man / Boz Scaggs (1980年)
いきなり御大の登場!「シスコの顔役、Mr.AOR」です。
やはり世代的にも個人の趣味的にもBoz御大は外せないのですが、ジャケット的には、親に隠れてコソコソとタバコを吸ってた頃、
「あぁ、俺もオトナになったら網タイツの膝枕でタバコの煙をくゆらせてみたいもんだ」
との強い妄想を抱かせた1枚ということでのランクインです。
現実は、五十路を目の前にした今もこの妄想は実現しておりません…っていうか、「あの」舘ひろしでさえ禁煙する時代になりました。
14位 フープラ(原題 Knee Deep In The Hoopla)/ Starship(1985年)
波乗りしながらのフリーター生活から社会人一年生になった頃の「シスコはロックシティ」「セーラ」等、大ヒットした曲が収められたスターシップのアルバムです。
*今では「シスコ」は死後ですね(笑)LAを「ロス」っていうのはいまだに耳にするけど。しかし、いずれも今や口にするのはかなり気恥ずかしいね。
就職したデザイン事務所の、団塊世代で新宿フォーク集会にも参加してたであろう感じのデザイン部長に、
「スターシップの前身は、ジェファーソンエアプレーンという…サイケデリック文化で…フラワーチルドレンが…」云々
みたいな講釈を長々と聞かされました(笑)
ジャケット的には一人前デザイナーを目指してた頃、いかにもこの80年代的ジャケに惹かれたのを覚えています。まぁ、今見ると、なんてことないデザインですけどね。
両袖を色違いにした蛍光カラーを配したウェットスーツを着ていた時代ですねぇ(苦笑)
13位 FOR YOU / 山下達郎(1982年)
ここで邦楽登場。学生だったこの時代
「夏だ!ビーチだ!ヤマタツだ!」
的なノリが日本を席巻し…(笑)バイク乗りだった彼女に、夏の第三京浜で渋滞する車の横を素通りしていくと、エアコンがなく窓を全開にしサーフボードを屋根に積んだ車からは例外なくこのアルバムの曲が流れてたと嘲笑されました。
「五十路前の今でも夏になると聴いてますが、何か?」
とババァになったであろう彼女に言ってやりたい(笑)
ジャケデザイン的には、当時いろんなメディアに露出していたこのイラストの作風は鈴木英人氏のものです。しかし、意外にもこのアルバムがジャケットデザインとしては最初の仕事だったそうです。
鈴木英人、わたせせいぞう…懐かしいですなぁ。
12位 Who's Next / The Who(1971年)
まぎれもないフーの最高傑作。
高校時代は、『アメリカンロック好きアメリカ大好き!』の自分は、この時代に数あったイギリスのモッズバンドのひとつという認識しかなく真剣に聴くこともなく、キース・ムーンの死亡が音楽雑誌に大きく取り上げられた時もあまり関心はなかったのだが。
その後、レンタルレコード店でこのジャケットデザインが気になって「ジャケ借り」したのが最初だった。一気にこのジャケットを握りしめたまま最後まで聴き入ってしまったよ!
3点パースが効いたモノリスのような塊が大地に突き刺さり、不気味にも見える雲が流れる空。巧妙に計算された、一見バラバラの様に見えるメンバーの立ち位置…見事なコンポジションですね!!
近年、TVでのCSIシリーズの主題歌に採用されるなどで耳にするようになり、再びよく聴いてます。
11位 Let It Be / The Beatles(1970年)
ビートルズの登場です!
ロック史上、いや人類史上外すことの出来ないこのバンドがリリースしたアルバムのジャケ評価は特に、Sgt.Pepper's Lonely Club Bandはじめ、Revolver、Abbey Roadなどが高いのですが、自分的には敢えてこのアルバムを選びました。
このアルバムをリリースしてビートルズが解散してから時が経つこと4年。中学1年のある日の学校からの帰り道、友達のY君がこのレコードを持ってました。
「このレコード誰の?」
「ビートルズだよ、知らないの?」
名前しか知らなかった自分はその問いには答えずに見せてもらうと、Y君は得意そうに説明する。
「これがジョン、これがポール・・・」
その時初めてメンバーの名前、そして顔を知ったのだ。
(このメガネの人がジョン、笑顔でちょっとカッコイイのがジョージか、、、リンゴってガイジンなのに名前も顔も変だなぁ・・・)
この時点でビートルズの曲を聴いたことはなかったのですが、何かその4人の写真からはオーラを感じましたね・・・それ以来、このジャケットを観るたびにその時の思い出と共に4人のオーラを感じずにはいられない!というアルバムジャケットです。
さてだいぶ長文になってしまいましたので、10位からは次のブログ更新で。
続く・・・・
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